前へ 次へ 最初に戻る テキスト表示


ノート:

関連研究の多い分野では、あらかじめ関連研究のレビューをしてから問題意識を説明したいかもしれない。例えば、「この分野には、〜という問題がある。これを解決するために、〜という方法が提案されたが、これには〜という欠点がある。そこでこの論文では、この欠点を回避する方法を示す」という流れにしてしまいがちである。

だが、とくに学会発表論文では、その分野の研究者が相手であるので、関連研究のレビューはごく手短にして、直接、その論文で扱おうとしている問題を説明する方がよい。個々の関連研究とその論文の研究との比較は、後の章でふれればよい。