研究のアイデアは、あくまで読者が自分のシステムにも応用できるように、アイデアの要点を一般的に述べるべきである。自分のシステムの全体像をまんぜんと解説するだけでは不十分である。
次の例は悪い例である。
3章 提案するシステムについて
- 提案するシステムの概要
4章 具体的な機能、仕様の能書き
- 提案するシステムの具体的な機能説明
- 追加システムコールの仕様
これは次のように、直すとよい。
3章 提案するシステムについて
- 提案するシステムの要点とその効果
- 代表的な例による、システムの動作説明
- 主要なシステムコールの役割、機能
一般論から具体的な細部へ、階層的に述べるとよい。また、細かい仕様などは4章にせず、Appendix などにする方がよい。